オフィス空間の間仕切りとして機能するパーテーションを導入する際、スチールパーテーションとアルミパーテーションのいずれかを選びかねている人もいるのではないでしょうか。
スチールパーテーションは防音性や断熱性などの面で優れているのが特徴で、アルミパーテーションは設置のしやすさやコストなどの面にアドバンテージがあります。
この記事では、スチールパーテーションの構造とメリット・デメリットのほか、アルミパーテーションとの構造の違いなどについてご紹介します。
自社のオフィス空間に最適なパーテーションを導入する際の参考にしてください。
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スチールパーテーションの構造
スチールパーテーションは、スチール製の表面材とフレーム(支柱)で、内部材の石膏ボードを挟んだ構造となっています。
スチールパーテーションの構造上の特徴として、内部に「空気層」という中空部分を設けることが挙げられます。
この空気層が、防音性や断熱性の向上に貢献を果たすのです。
また、スチール製のフレームは内部に収まっており、外からは見えません。
フレームの継ぎ目が生じないため、美しく見える仕上がりになることも、スチールパーテーションの構造上の特徴です。
なお、配線・配管などは、中空部分にすっきりと収納できる構造になっています。
さらに、スチール製の表面材については重厚感があり、高級感を感じられるのも魅力といえるでしょう。
表面材の色を、豊富なカラーバリエーションから選ぶこともできます。
スチールパーテーションのメリット

スチールパーテーションには、いくつかのメリットがあります。
ここでは、スチールパーテーションのメリットについて解説します。
防音性が高い
床から天井までスチールパーテーションは、遮音・吸音といった防音性が高いメリットがあります。
その理由は、内部に空気層を挟んだ中空構造によって、外部からの音を効果的に遮断できるからです。
また、ガラスを主成分とする繊維「グラスウール」や、鉱物由来の繊維「ロックウール」を内部の中空部分に充填することで、より防音性を高めることができます。
オフィスにおいては、スチールパーテーションを活用することにより、会議室や応接室など機密性が求められる空間でも、周囲の雑音を大幅に低減できるでしょう。
音漏れが少ないため、秘匿性の高い会話も可能です。
- 関連記事
- 防音対策については、関連記事 「オフィスの防音対策は会議室にあり!音漏れの原因と遮音方法について徹底解説」 にて解説しております。あわせてご覧ください。
防火性が高い
スチールパーテーションのメリットに、不燃性の高さも挙げられます。
スチールパーテーションを構成するスチールのフレームや水分を多く含む石膏ボードは、建築基準法施行令第108条の2において、燃えにくい性質を持っている「不燃材料」としての認定を受けたものです。
これらは、発火までの時間が遅く、加熱から20分のあいだ、燃えることがありません。
スチールパーテーションは火災発生の際にも燃えにくいため、オフィスに火が燃え広がるのを抑える効果があります。
スチールパーテーションを使用することで、火災時の安全性を高めるメリットが得られるのです。
また、中空部分に充填するグラスウールやロックウールなども不燃材料です。
断熱性が高い
断熱性とは、熱の移動を遮断する性能を指します。
パーテーションの断熱性が高いと、温度変化の少ない快適なオフィスにすることが可能です。
スチールパーテーションは、石膏ボードに挟まれた中空部により空気層が形成されるため、断熱性が高いというメリットがあります。
グラスウールやロックウールといった断熱効果を持つ素材と組み合わせることで、より室内外の温度差を管理しやすくなるでしょう。
断熱性の高さは冷暖房効率の向上に貢献するため、エネルギーコスト削減や環境負荷軽減にもつながります。
また、結露などの問題を減らせることもメリットです。
オフィスコムが手掛けたパーテーションの事例をご紹介しています。パーテーションの柄や色の違い、内装や家具との調和など、貴社のオフィスづくりにご活用ください。
スチールパーテーションのデメリット
防音性や断熱性などに優れたスチールパーテーションですが、メリットばかりではありません。
ここでは、スチールパーテーションのデメリットについて解説します。
工事が必要になる場合がある
床から天井までの高さがあるスチールパーテーションは、パーテーションの中でも「施工型」に属し、基本的に工事が必要です。
施工には専門業者に依頼しなければならないため、専門業者の手配や施工期間のスケジューリングが求められる点は、デメリットといえるかもしれません。
また、床から天井までの高さがあるスチールパーテーションを設置する場合、消防設備の移設・増設が必要となる場合があります。
価格や施工費用が高い傾向がある
スチールパーテーションの価格は、アルミなどの素材に比べて高額になる傾向があります。
これは、防音性や断熱性などの機能面で優れていることが主な理由です。
また、スチールパーテーションの工事には、専門業者による高度な技術が必要です。
重量があるため、運搬や搬入・設置には一定以上の手間がかかります。
オフィス環境によるものの、施工に手間取って施工期間が長引けば費用もその分かかるため、導入の際には注意が必要です。
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アルミパーテーションの構造とメリット・デメリット

アルミパーテーションは、軽量なアルミをフレームの素材として用いた構造のパーテーションです。
アルミ製なのはフレームのみであり、パネル部分は紙製のペーパーハニカムコアの芯材などが用いられます。
アルミのフレームが表面に見えるのも構造的な特徴といえるでしょう。
アルミパーテーションのメリット・デメリットは、下記のとおりです。
軽量で施工しやすく、コストを抑えられる
アルミパーテーションのメリットは、軽量で施工が容易なため、コストを抑えられることが挙げられます。
アルミ素材は軽く、取り扱いや設置作業において負担が少ない上、施工期間も短く済みます。
素材としての単価も安いため、全体の導入コストが低減できるのです。
例えば、頻繁な移設・改装などが求められるオフィス空間においては、高い柔軟性を持つアルミパーテーションが効果を発揮します。
低コストで迅速な設置・撤去が可能な点は、大きなメリットといえるでしょう。
防音性や断熱性が低い
アルミパーテーションのデメリットとして、防音性や防火性のほか、断熱性の低さが挙げられるでしょう。
これは、アルミパーテーションに用いるパネルは基本的に3cm程度と薄く、一枚構造だからで、防音性・防火性や断熱性は期待できないといえます。
秘匿性の高い会話や業務を行う会議室やオフィススペースでは、情報漏洩を防ぎたいと考えた場合、アルミパーテーションを選ぶのは避けたほうがいいかもしれません。
スチールパーテーションとアルミパーテーションの違い

スチールパーテーションとアルミパーテーションの違いは、防音性や防火性、断熱性といった機能や施工期間、コストなどが挙げられます。
スチールパーテーションは施工期間が比較的長く、素材の価格や施工費用も高めです。
その分、防音性や防火性、断熱性など機能的に優れたオフィス空間を設けることができます。
レイアウト変更やミーティングスペースの設置などによりパーテーションの移設が頻繁に発生するオフィスで、その際の施工コストを抑えたいのであれば、短期間で移設しやすいアルミパーテーションが適しているでしょう。
それぞれのパーテーションの違いを考慮しながら、自社の用途や事情に合ったパーテーションを選ぶようにしてください。
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オフィスの用途に応じて最適なパーテーションを選ぼう
重厚なスチールパーテーションは、防音性や防火性、断熱性などに優れた構造を持つパーテーションです。
一方、軽量な構造のアルミパーテーションは、これらの機能では劣りますが、施工期間の短さやコストの安さが魅力といえます。
パーテーションの活用は、社員の生産性向上や機密性強化など、さまざまなメリットをもたらすもの。
ただし、パーテーションの選択次第では、業務に支障をきたしたり、消防法への対応が必要になったりする場合もあるので注意が必要です。
そのため、豊富な知見を持った専門業者への相談をおすすめします。
オフィスデザイン・オフィス移転の専門業者オフィスコムでは、お客さまの事業内容や理想のオフィスをヒアリングし、最適なパーテーションをご提案しています。
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