長期にわたるコロナ禍で、テレワークという働き方が定着しました。
在宅勤務を経験された方の中には、肩こりや腰痛に悩まされた方も多いのではないでしょうか。
そのような方に、そして、自宅での仕事環境を充実させたいという方におすすめしたいのが「ゲーミングチェア」です。
eスポーツ(エレクトロニック ・ スポーツ)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
コンピューターゲームやテレビゲームで行われる対戦型ゲーム競技のことを言います。
日本では、スポーツ競技としての認知度はまだ低いかもしれせん。
しかし、世界の競技人口は1億3000万人いるとされており、れっきとしたスポーツ競技としての地位を確立してきています。テニスの競技人口が1億1000万人ですから、その人口の多さが分かります。
eスポーツの大会などでプロとして活躍する「プロゲーマー」と呼ばれる人たちは、1日10時間以上のトレーニングをしています。ゲーミングチェアは、そのようなプロゲーマーのためにつくられた椅子です。
「疲れにくい」という特性から、勉強や仕事用としても使用されるようになりました。
最近では、オフィス家具のメーカーからも、部屋の雰囲気に調和するデザインのゲーミングチェアが発売されるなど、その注目度の高さがうかがえます。
本コラムでは、ゲーミングチェアとオフィスチェアの違いを比較することで、自分の仕事環境にとってどちらの椅子が良いのか、また在宅勤務におすすめのゲーミングチェアをご紹介します。
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ゲーミングチェアとは
ゲーミングチェアというと、「ゲームの愛好家が使うための椅子」といったイメージがあるかもしれません。
プロゲーマーは1日に10時間以上もの長時間、モニターに向かって練習をしています。
スポーツ選手が良い記録を出すためにウェアやシューズをこだわるように、eスポーツの選手にとってもまた椅子は勝負を左右する重要なツールのひとつです。
ゲーミングチェアとは、プロゲーマーが競技において高いパフォーマンスを発揮するために開発された椅子のことです。
長時間のプレイでも集中力が持続できること、マウスやキーボードなどの安定した操作をサポートすることが求められます。
ゲーミングチェアは、長時間座っていても疲れにくい椅子として設計されています。
ゲーミングチェアとオフィスチェアの違い
テレワークが始まって、リビングやダイニングスペースの一角を仕事場にしているという方も多いのではないでしょうか。肩や腰が痛くなるのも無理もないでしょう。
リビングなどで使っている椅子は、長時間の作業を想定したつくりになっていないからです。
また、テーブルとチェアの高さのバランスが仕事をする体勢には不向きであることも肩こりや腰痛の原因になります。
引き続きテレワークで、家でお仕事をされる予定があれば、仕事用の椅子を一脚用意すると良いでしょう。
座れれば同じと考えずに座りやすい椅子を探してみることをおすすめします。
作業効率がまったく違ってきます!
ところで、ゲーミングチェアはオフィスチェアの代わりとして使えるのでしょうか。
その答えは「イエス」でもあり「ノー」でもあります。
自分にはどちらの椅子が相応しいのかを見極めるために、これらの違いについて解説したいと思います。
ここで解説する違いのポイントは次の5つです。
- シートの形状
- ヘッドレスト
- リクライニングの角度
- ランバーサポート
- アームレスト
① シートの形状
-
- 参考: オフィスチェア YS-1
-
- 参考: AKRacing Pro-x
見た目にもはっきりと違いますので一番分かりやすい違いです。
ゲーミングチェアは「バケットシート」という形状を採用しています。
レーシングカーのシートに似ていると思われた方もいらっしゃると思いますが、元々レーシングシートを製造していたメーカーがゲーミングチェアの開発に参入したという企業もあります。
バケットシートは、肩 ・ 腰 ・ 太腿を包み込むような形状をしており、体をシートにしっかりと固定することで「良い姿勢(疲れにくい姿勢)」を保っています。
一方、オフィスチェアにはバケットシートのようなホールド感のあるものは見当たりません。
しばしば「人間工学に基づいた」といった文句を目にしますが、背もたれの曲線(S字曲線) ・ 座面の傾斜と硬さに、メーカーそれぞれの理論と計算された技術が施されているのが特徴です。
② ヘッドレスト
-
- 参考: オフィスチェア YS-1
-
- 参考: AKRacing Pro-x
次に特徴的な違いがあるのはヘッドレストです。
ゲーミングチェアは、多くの場合、背もたれのシートが頭の上まで伸びており、可動式のクッションが付属されています。
これは、体を定位置で固定することで、良い姿勢を保つことや、後傾姿勢でのプレイを想定しているためです(後ほど紹介するリクライニング機能に関係しています)。
オフィスチェアの場合、ヘッドレストと背もたれ部分は別々になっていることがほとんどです。
背もたれは、ローバックとハイバックの2種類があり、長時間の作業にはハイバックがおすすめです。
しかし、ヘッドレストは必要性を感じない方も多いでしょう。
③ リクライニングの角度
リクライニングの角度にもオフィスチェアとは違う特徴があります。
ゲーミングチェアは130度から180度のフルフラットまで倒せることが多く、オフィスチェアに比べ、リクライニングの角度が大きいのが特徴です。
オフィスチェアは、120度から160度程度が一般的です。
オフィスで使用することを想定しているため、リクライニング機能を備えていないオフィスチェアもたくさんあります。
オフィスチェアには、寄りかかることで背もたれがゆらゆらと揺れるロッキング機能に特徴があります。
作業中のリラックス効果や集中力アップに効果があります。
ロッキング機能は大きく分けて次の3つです。
- 背ロッキング
- 座面はそのままで背もたれが可動する。エントリーモデルに多い。
- 背 ・ 座ロッキング
- 座面と背もたれが同じ角度で可動する。
- シンクロロッキング
- 座面と背もたれが別々に可動する。高級チェア(高機能チェア)に多い
ロッキング機能は、座り心地を左右する重要な機能です。実際に座って体感することをおすすめします。
④ アームレスト
参考: オカムラ STRIKER SEATING EX
ゲーミングチェアとオフィスチェアのアームレストの大きな違いは「可動域」です。
昇降 ・ 前後スライド ・ 左右スライド ・ 角度調整(回転)の細かい調整ができるのがゲーミングチェアの特徴です。
4Dアームレストと言ったりもします。
プレイヤーにとってキーボードやマウスを長時間操作することを考えると肘置きが調整できることは重要です。
一般的なオフィスチェアには、そこまで高機能なアームレストは付いていません。
多くの場合、アームレストの有り ・ 無しを選択できます。付いているとしても、昇降機能のみというものがほとんどです。
もし、オフィスチェアをお探しで、高機能なアームレストが付いた椅子がご希望であれば、高機能チェアと呼ばれるカテゴリーのチェアをおすすめいたします。
最後にひとつ補足しておきたいことがあります。
ゲーミングチェアも価格帯によってアームレストの機能は限定されることがあります。
エントリーモデルでは昇降機能のみというものもあります。
⑤ ランバーサポート
ランバーサポートとは、長時間の着座にも耐えらるように腰の保護 ・ 補正をしてくれるものです。
クッションが付属しているのがゲーミングチェアの特徴です。
一方、オフィスチェアはクッションが付属しているタイプと、腰に当たる部分がせり出しているタイプがあります。さらに、高機能なオフィスチェアでは、上下 ・ 前後に調整できるタイプもあります。
オフィスチェアとゲーミングチェアの価格
ゲーミングチェアは、元々はプロゲーマーが競技において高いパフォーマンスを発揮するために開発されました。
長時間でも疲れにくいといった特性からオフィスチェアとしても利用される機会が増えています。
本章では、ゲーミングチェアを含むオフィスチェアの種類と価格帯についてご紹介します。
価格帯別に大きく分類すると次のような傾向があります。
低価格 ↓ 高価格 |
ワークチェア OAチェア デスクチェア パソコンチェア |
ゲーミングチェア |
高機能チェア ブランドチェア 高機能チェア エグゼクティブチェア |
名称が必ずしも価格帯別に別れているということではありません。
傾向として、ワークチェア・OAチェア・デスクチェア・パソコンチェアなどは比較的安価な商品が多く、高機能チェア・ブランドチェア・エグゼクティブチェアは高価であることが多いようです。
エグゼクティブチェア・社長椅子は「高級そうな椅子」という意味合いで使われていることも多く、合成皮革のシート、ナイロン製の脚、チップウレタンの座面など安価な素材が使われていることが多いように見受けられます。
安価なチェアは4,000円台から購入できますが、座面のへたりが早い、キャスターが床を傷つけやすい、リクライニング機能が付いていないというように、素材や機能が制限されます。
素材や機能に制限があるため、身体に負担がかかりやすく、長時間座っていなければならない作業には向いていないでしょう。
オフィスチェアの価格幅は広いのではっきりと分類はできませんが、1〜2万円台になると使われている素材の質が高くなる、可動式アームレストやリクライニングなど機能が付くようになります。
ヘッドレスト付きのオフィスチェアもこのくらいの価格帯からラインアップされます。
5〜6万円台から高価格帯のオフィスチェアになります。
いわゆる「高機能チェア」にカテゴライズされるオフィスチェアです。
この価格帯になると、使われている素材が高品質になるだけでなく、人間の骨格に合わせて設計されていたりと、メーカーのこだわりが強い商品が多く見られるようになります。
オフィス家具メーカーのフラグシップモデルになると、10万〜20万円台になる商品もあります。
クリエーターやエンジニアなどの長時間着座しているような職業の方に人気があります。
ゲーミングチェアも価格幅が広く、価格の差は素材と機能の違いによります。
ノーブランドであれば、1万円以下の商品もありますが、ゲーミングチェアを生産するメーカーの商品の方が品質が担保されていると言えるでしょう。
その他、PCゲームや在宅ワークなど時代のトレンドを受けて、オフィス家具メーカーからもゲーミングチェアが発売されています。
オフィスチェアの開発で培った技術が搭載され、よりグレードアップしたゲーミングチェアが体験できます。
オフィス家具を見て、触って体験しながら、レイアウト、導線づくり、内装まで、オフィスコンシェルジュに相談できます。もちろん、ゲーミングチェアも試座いただけます。ショールームは全国9拠点。お待ちしております!
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在宅勤務に最適なゲーミングチェアの選び方とは?
ゲーミングチェアとオフィスチェアの違いについて解説しました。
これらの違いを踏まえて本章では、疲れず快適に自宅で仕事ができる最適なゲーミングチェアの選び方について解説します。
チェック事項は次の5つです。
- 「椅子タイプ」と「座椅子タイプ」の2種類から選択する
- シートの素材を選ぶ
- リクライニングの角度はどれくらい必要か
- アームレストの調整はできるか
- 座面 ・ 背もたれ ・ ランバーサポートの硬さをチェック
① 「椅子タイプ」と「座椅子タイプ」の2種類から選択する
参考: AKRacing
ゲーミングチェアには、脚が付いた「椅子タイプ」と脚がない「座椅子タイプ」の2種類があります。
在宅勤務の場合、リビングルームを仕事場にせざるを得ないこともあります。
そのような状況に適しているのが「座椅子タイプ」のゲーミングチェアです。
背もたれに体重を預けても倒れにくく、座椅子よりも安定感があります。
ただし、座椅子に比べると大きさがデメリットとなる場合があります。サイズを確かめることを忘れないようにしましょう。
② シートの素材を選ぶ
ゲーミングチェアのシートは、ファブリック(布地)とPUレザー(合成皮革)の2種類に分けられます。
それぞれの生地にはメリット ・ デメリットがあります。
代表的なものをまとめると以下のような項目があげられます。
ファブリック生地 | レザー生地 |
---|---|
通気性がよく快適 | 高級感がある |
掃除がしにくく汚れが目立ちやすい | 撥水性があるので掃除がしやすい |
座った時に滑りにくい | 座った時に少々滑る |
価格が比較的低い | 価格が比較的高い |
ファブリックは、通気性の良さが最大のメリットでしょう。
暑がりの方に人気です。汗による背中や座面の蒸れは、ファブリックの方が軽減できます。
一方、PUレザーは汚れに強いといったメリットがあります。食べこぼしや飲みこぼしをしても、サッと水拭きができるので清潔に保つことができます。
また、PUレザーが人気である理由のひとつに「見た目の高級感」がありますが、最近ではファブリック生地のモダンなゲーミングチェアが発売されるようになりました。
部屋の雰囲気に調和するデザインが人気です。
価格は、ファブリック生地の方がPUレザーより比較的安く設定されています。
PUレザーでもノーブランドの安価なものもありますが、ブランド商品(身元がはっきりしている商品)の方が品質に対する安心感があります。
品質保証をしているメーカーもありますので、ECサイトで購入予定であれば商品の良し悪しを判断するポイントになります。
③ リクライニングの角度はどれくらい必要か
普段、背もたれをどれくらい倒して使うかがリクライニング機能を選ぶ際のポイントです。
ゲーミングチェアは、オフィスチェアよりリクライニングの角度が大きいのが特徴です。
だいたい、130度から180度まで倒せるものが多いようです。
体勢による角度の目安は次の通りです。
- パソコンを使う
- 110度前後
- 読書 ・ 後傾姿勢で作業を行う
- 130度前後
- 休憩する
- 160度前後
④ アームレストの調整はできるか
どの程度調整できるものが必要でしょうか?
ゲーミングチェアのアームレストはには、昇降 ・ 前後 ・ 左右スライド ・ 角度調整(回転)といった機能が搭載されています。
高級チェアにしか搭載されていないような機能が、リーズナブルな価格で購入できるのはゲーミングチェアの魅力のひとつです。
もちろん、こんなにたくさんの機能は必要ないという方もいらっしゃると思います。
まずは自分で使う状況を想定して、どの程度の機能が必要かを考えてみましょう。
エントリーモデルでは「昇降のみ」というように、機能が限定されているモデルもあります。
また、時間が許すのであれば、是非ショールームへ足を運んでみることをおすすめします。
実際に試しながら、必要な機能を確認してみると良いでしょう。
⑤ 座面 ・ ランバーサポートの硬さをチェック
ゲーミングチェアに限らずオフィスチェアを選ぶ際に最も気にしていただきたいポイントが、「座面」と「背もたれ」です。
「ストレスを感じず、長時間快適に仕事ができるか」は、この2つが鍵になります。
「座面」と「背もたれ」のチェックポイントは次の2点です。
- 疲れにくい素材を使っているか
- 座面 ・ 背もたれ ・ ランバーサポートの硬さはちょうど良いか
まず、座面や背もたれにどのような素材が採用されているかをチェックします。
最近では、事前にネット検索する方が多いため、素材や使い心地について詳しく説明されているメーカーのサイトやECサイトも多くあります。
ゲーミングチェアの座面や背もたれに採用されている素材の多くは「ウレタン」です。
以下のような表記を見かけると思います。
- ウレタンフォーム
- モールドウレタン
- 多重構造ウレタン
- 高密度ウレタン
ウレタンフォームは、ポリウレタンを発泡させて硬化させたもののことです。
商品の用途に合わせて、原材料の配合や成形方法を変えることで硬さを調整します。
「ウレタンフォーム」という表記だけでは種類までは分かりませんが、オフィスチェアの多くは、チップウレタンにスラブウレタンを重ねた素材、もしくはモールドウレタンが採用されています。
それぞれの素材によって次のような特徴やメリット ・ デメリットがあります。
チップ ・ スラブウレタン | モールドウレタン | |
---|---|---|
特徴 | (モールドウレタンに比べると)低密度 | 高密度 滑らかな質感 |
メリット | コストが安い | 型くずれしにくい 耐久性に優れている |
デメリット | 比較的早くへたる | コストが高め |
「多重構造ウレタン」といった表記がされていることがありますが、これだけではどのようなウレタン素材を使用しているかは分かりません。
しかし、異なる密度のウレタンを重ねることで、座り心地を調整しているという意味だと捉えることができます。
「高密度ウレタン」も同様です。
数値として決まりはありませんが、一般的なソファの座面に使われるウレタンの比重が20~30kg/㎥程度です。
これよりもウレタンの比重が大きい場合に「高密度ウレタン」と呼ばれます。
高密度のウレタンは、耐久性が優れていますが、座った感覚は硬めです。
このように素材の種類や性質によって、座面や背もたれの硬さの目安が分かります。
しかし、自分の体にしっくりくる感覚が得られるかは座ってみなければわかりません。
座面や背もたれ、ランバーサポートが自分の体に馴染むか、座り比べてみることをおすすめしたいと思います。
- 関連記事
- 疲れない椅子を選ぶには、座り方も重要です。椅子の座り方や選び方については、関連記事「納得のオフィスチェアが見つかる!試座できるショールームを紹介 ー 納得のオフィスチェアと出会うには?押さえておきたい「選び方」のポイント 」にて解説しております。あわせてご覧ください。
在宅勤務におすすめのゲーミングチェア
テレワーク、特に在宅勤務におすすめのゲーミングチェアをご紹介します。
今や、有名メーカーだけでなくオフィス家具メーカーからも発売されるほど、ゲーミングチェアの人気は高まっています。
自宅用の椅子を選ぶ上では、部屋の雰囲気に調和するデザインであることも重要なポイントです。
ゲーミングチェアといえば! 有名2大メーカー
ゲーミングチェアといえば必ず名前があがるのが、AKRacing(エーケーレーシング) ・ DXRACER(デラックスレーサー)の2大メーカーです。
プロのeスポーツ大会で使用されていたり、eスポーツプレイヤーに愛用されているなどの実績を持ちます。
AKRacing(エーケーレーシング)
AKRacing(エーケーレーシング)は、2000年に設立された中国を拠点とするチェアメーカーです。
元々はプロ向けのレーシングシートを開発 ・ 製造していました。
現在、以下の7シリーズが発売されています(2021年1月現在)。
- Premium シリーズ
- 最上位モデル
- Pro-X シリーズ
- ハイエンドモデル
- OVERTURE シリーズ
- スタンダードモデル
- Nitro V2 シリーズ
- ベーシックモデル
- Wolf シリーズ
- エントリーモデル
- 極座 V2 シリーズ
- 座椅子タイプのモデル
- ONE PIECE シリーズ
- アニメ「ワンピース」とのコラボレーションモデル
Premium シリーズ
Premiumシリーズは、オフィスシーンでの利用を想定したゲーミングチェアです。
長時間のデスクワークによる疲労を防ぐため、背もたれにはシリーズ中最も肉厚のシートクッションを使用しています。
また、座面は臀部や大腿部にかかる負荷の集中を防ぎ、体圧を分散させる仕様にすることで疲れにくい構造となっています。
Premiumシリーズは、最大180度のフルフラットタイプです。
オプションのオットマンと一緒に使うことで、より快適な座り心地を実現することができます。
リクライニング角度 | 最大180度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | PUレザー |
背 ・ 座素材 | 高反発モールドウレタンフォーム |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
第三者機関による負荷試験 | 座面の耐衝撃性、耐荷重性、静的強度試験など17項目の検査に合格 |
展示ショールーム | オフィスコム 東京・新宿ショールーム ※ 展示状況は事前にご確認ください。 |
極座 V2 シリーズ
極座 V2は、座椅子タイプのゲーミングチェアです。
リビングなどで使っているローテーブルに合わせて使えるモデルです。
作業としてはもちろん、フルフラットに近い状態まで背もたれが倒せるため、仕事や勉強の合間にリラックスもできます。
また、台座が360度の回転式となっているため、億劫になりがちな立ち上がる動作も問題ありません。
リクライニング角度 | − |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | PUレザー |
背 ・ 座素材 | 高反発モールドウレタンフォーム |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
第三者機関による負荷試験 | 座面 ・ 背もたれの耐久性、回転盤の耐久性など11項目の検査に合格 |
DXRACER(デラックスレーサー)
DXRACER(デラックスレーサー)は、2001年設立のアメリカを拠点とするチェアメーカーです。
高級スポーツカー用のシートの開発 ・ 製造メーカーとしてスタートし、2006年にゲーミングチェア開発 ・ 製造に参入しました。
現在、以下の7シリーズが発売されています(2021年1月現在)。
- Formula シリーズ
- スタンダードサイズ モデル
- Drifting シリーズ
- 背もたれ低め ・ 座面が広いワイドサイズ モデル
- Racing シリーズ
- 背もたれ高めのハイバックモデル
- Valkyrie シリーズ
- RacingシリーズとKingシリーズの中間サイズ
- King シリーズ
- 背もたれ ・ 座面が一番大きいアメリカサイズモデル
- Classic シリーズ
- オフィスチェアとして開発された上級モデル
- RZ-186SNB
- プロゲーミングチーム「忍ism」とのコラボレーションモデル
Classicシリーズ
Classicシリーズは、長時間デスクワークをするワーカーのためのオフィスチェアとして開発されたシリーズです。
人間工学に基づいた3Dスチール構造(三次元立体成型)で、包み込まれるようなホールド感のある座り心地を実現しています。
座面はソファと同じ構造になっており、合板を使っていないので底付感がなく快適です。
リクライニングの際には、内蔵式フットレストを使用することで、リラックス効果が得られます。
リクライニング角度 | 最大150度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 左右 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | PUCハードレザー |
背 ・ 座素材 | 高反発ウレタンフォーム |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
オフィス家具の老舗メーカーが発売するゲーミングチェア
オフィスチェアは、各オフィス家具メーカーがしのぎを削っている分野です。
疲れの原因は姿勢の崩れです。オフィス家具メーカーは、この点に着目し緻密な設計を繰り返すことで、オフィスチェアのクオリティを進歩させ続けています。
オフィスチェアの開発で培った知見によって、クオリティはゲーミングチェアの域を超えたと言っても過言ではないでしょう。
オカムラ STRIKER SEATING EX
「STRIKER(ストライカー)」は、eスポーツを楽しむ人のためのゲーミングファニチャーとして2020年11月にスタートしたオカムラの新ブランドです。
STRIKER SEATINGの特徴は、格闘系 ・ シューティング系 ・ ロールプレイング系など、ゲームのプレイスタイルに合わせて「姿勢」を変えることで、快適に集中できるゲーミング環境の提案をしているところです。
STRIKER SEATINGには、快適に集中できる機能がいくつも搭載されています。
代表的な機能と効果は以下の通りです。
- シンクロリクライニング
- 座面と背もたれが別々に可動することで大腿部の圧迫を防止したり、理想的な姿勢(S字曲線)を維持します。
- 前傾リクライニング
- 姿勢の崩れを防止し、骨盤を起こします。
- 体圧分散
- 背もたれと座面によって上半身と臀部にかかる体圧を分散させています。
- 背座素材
- 直接、体に触れる部分に通気性の良いファブリックを採用しています。
また、STRIKER SEATING EXには、ヘッドレスト部分に「プレイヴェール」という仕切りのようなものが付いています。
これは、周囲の視線を遮り「こもり感」を演出することで、プレイに集中できるようにデザインされたものです。
リクライニング角度 | 前傾10度 ・ 後傾23度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | ファブリック ・ PVCレザー |
背 ・ 座素材 | 高反発モールドウレタンフォーム |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
展示ショールーム | オフィスコム 東京・新宿ショールーム オフィスコム 神奈川・横浜ショールーム オフィスコム 大阪・天満橋ショールーム ※ 展示状況は事前にご確認ください。 |
ITOKI×Garage X FOCUS CHAIR
参考: ITOKI×Garage X FOCUS CHAIR
ゲーミングチェアと言えば、デザインが浮きがちで自宅には合わないと敬遠されていた方もいるでしょう。
X FOCUS CHAIR(エックス フォーカス チェア)は、自宅のインテリアにも溶け込むおしゃれなデザインが魅力のチェアです。
体をホールドするバケットシート、腰を支え正しい姿勢を保つランバーサポート、頭を支え首への負担を軽減するネックサポート、そして仕事の合間の休息にも十分な最大135度のリクライニング機能が搭載されています。
さらに、座面のシートには、ソファのような肌触りのファブリック生地を採用し、硬さの違うウレタンフォームを重ね合わせることで座り心地を追求しました。
リクライニング角度 | 最大135度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 |
シート素材 | ファブリック |
背 ・ 座素材 | ウレタンフォーム(多重構造ウレタン) |
キャスター素材 | ナイロン |
ハーマンミラー × ロジクールG エンボディゲーミングチェア
エンボディゲーミングチェアは、ハーマンミラー社とロジクールGのコラボレーションによって開発されたゲーミングチェアです。
エンボディチェアの機能を踏襲しつつ、長時間プレイをするゲーマー向けのチェアとして開発されました。
エンボディチェアとエンボディゲーミングチェアの違いは、クッション性と通気性です。
プロゲーマーは長時間座っている状態であることが多いため、体への負担と背座に熱がこもってしまう問題がありました。
そこで、背座を構成するプレートの上に、銅粉を含むウレタンフォームの層を追加することでクッション性と通気性を良くしました。
また、背座シートには溝をつくることで熱を分散させる工夫もされています。
長時間のデスクワークを必要とする仕事をされている方であれば、エンボディチェアよりも満足できるのではないかと思います。
また、エンボディゲーミングチェアの44%はリサイクルされた材料が使われており、寿命期間終了後、96%がリサイクル可能だそうです。
環境に配慮された製品を選んで使うことは、地球環境の保全のために私たちができることでもあります。
リクライニング角度 | − |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 左右 |
シート素材 | Syncファブリック |
背 ・ 座素材 | 2層のスプリング ・ 1層のマット ・ 1層のフォーム |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
保証 | 12年間保証 |
関家具 Contieaks(コンティークス)
Contieaks(コンティークス)は、インテリアメーカー関家具のゲーミングチェアブランドです。
海外ブランドにありがちな「サイズ問題」。
自分の身長や体格に合った椅子を選ばなければ「疲れやすい椅子」になってしまいます。
Contieaksは、日本人の体型に合ったサイズに設計された製品で、開発には多くのユーザーの声が反映されているところもこの製品の特徴です。
また、業務用オフィスチェアと同等のJIS規格の試験をパスした安全性の高い製品です。
Shastina シャスティーナ
参考: Shastina シャスティーナ
インテリアに馴染むファブリックデザインのShastinaは、女性プレイヤーの声から生まれた製品で、座面が低めにつくられています。
座面高を410〜470mmの間で調整ができるガスシリンダーを採用することで、小柄な方にも対応したゲーミングチェアになっています。
また、採用しているガスシリンダーは、国際的第三者認証機関のDIN 4550の基準をクリアしており、耐荷重150kgと大柄な方でも安全にご利用いただけます。
リクライニング角度 | 最大135度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 左右 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | ファブリック |
背 ・ 座素材 | モールドウレタン |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
第三者機関による負荷試験 | 座面 ・ 背もたれの耐久性、座面の耐衝撃性など9項目の検査に合格 |
Titlis ティトリス
参考: Titlis ティトリス
Titlisも、ファブリックデザインのゲーミングチェアです。
大柄な方向けのチェアで、座面幅530mmのワイドサイズ。椅子の上であぐらを組めるサイズ感です。
大柄な方向けということもあり、シリンダーの耐荷重は150kg。
国際的第三者認証機関のDIN 4550の基準をクリアしています。
リクライニング角度 | 最大135度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 左右 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | ファブリック |
背 ・ 座素材 | モールドウレタン |
キャスター素材 | PU(ポリウレタン) |
第三者機関による負荷試験 | 座面 ・ 背もたれの耐久性、座面の耐衝撃性など9項目の検査に合格 |
エルゴヒューマン監修 WINcase
参考: エルゴヒューマン WINcase
「ゲーミングチェアの概念を変え理想のプレイスタイルを形にする」をコンセプトにしたチェアで、高機能チェアとして有名なエルゴヒューマンをベースにしています。
通常のゲーミングチェアとは異なる点がいくつもありますが、メッシュ生地の弾力ある座り心地や高い通気性を好まれる方は断然このタイプがおすすめです。
また、「スパインアジャストメント」と呼ばれるランバーサポートですが、自分の背中にあわせて調整することができます。
好みは分かれますが、クッションとは違い個々人の体格に合わせてジャストフィットできるため、カスタマイズ性が高いと言っても良いでしょう。
リクライニング角度 | 最大180度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 左右 ・ 前後 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | メッシュ |
背 ・ 座素材 | メッシュ |
キャスター素材 | − |
レザーの高級感が魅力的なドイツメーカーのゲーミングチェア
noblechairs(ノーブルチェアーズ)は2015年にドイツで設立されたゲーミングチェアブランドです。
高級車のドライビングシートのような上品で洗練されたデザインが特徴で、素材に天然皮革を使うなどこだわりがあるチェアです(※ PUレザーを使用したモデルもあります)。
レザーの質感や高級感がお好みの方におすすめのチェアです。
EPIC Premium White
ゲーミングチェアにはめずらしいホワイトカラー。
背もたれと座面に施されたダイヤモンド型のステッチやクッションカバーの生地にベロア素材を採用するなど、細やかな装飾が高級感を演出します。
職人気質の強いドイツメーカーだけあり、座り心地にもこだわっています。
肌が触れる表面には牛革風のシボ加工を施したPUレザーを使い、本革のようなしっとりとした肌触りを実現しました。
汚れが気になるホワイトカラーですが、お手入れも簡単という点はPUレザーならではのメリットです。
また、背もたれと座面のクッションには、高密度モールドウレタンが採用されています。
程よい反発力が長時間の作業をサポートします。
リクライニング角度 | 最大135度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 左右 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | PUレザー |
背 ・ 座素材 | モールドウレタン(コールドフォーム) |
キャスター素材 | ナイロン ・ ポリウレタン |
第三者機関による負荷試験 | EN 1335(1.2.3)を取得 : 欧州EN規格が定める、オフィスチェアにおける規定寸法 ・ 安全性 ・ 耐久性に関する試験 BS 5852を取得 : 英国BS規格が定める、家具とその張り地における耐火性を評価する試験 |
EPIC Real Leather
EPICシリーズの本革素材を使用したハイエンドモデルです。
漆黒のシボ入りカウハイドレザーの質感が印象的ですが、サラッとして体に馴染む質感もまた、本革でしか味わえません。
本物志向の方に向けたゲーミングチェアです。
リクライニング角度 | 最大135度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 左右 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | 天然皮革(カウハイド) ・ PUレザー |
背 ・ 座素材 | モールドウレタン(コールドフォーム) |
キャスター素材 | ナイロン ・ ポリウレタン |
第三者機関による負荷試験 | EN 1335(1.2.3)を取得 : 欧州EN規格が定める、オフィスチェアにおける規定寸法 ・ 安全性 ・ 耐久性に関する試験 BS 5852を取得 : 英国BS規格が定める、家具とその張り地における耐火性を評価する試験 |
ICON Real Leather
EPIC Real Leatherと同様に、本革が採用されたICONシリーズのハイエンドモデルです。
高級車のシートのようなエグゼクティブデザインが特徴。
カラー展開は、ブラックの他、コニャック(琥珀)やミッドナイトブルーと海外ブランドらしい個性的な色合いが魅力です。
また、ICONシリーズは大柄な方がゆったり座れるワイドサイズのシートを採用していますが、日本で発売されているモデルは欧米モデルよりも短めのガスシリンダーを採用することで、幅広い方々にご利用いただけるサイズになっています。
リクライニング角度 | 最大135度 |
---|---|
アームレスト調整 | 上下 ・ 前後 ・ 左右 ・ 角度調整(回転) |
シート素材 | 天然皮革(カウハイド) ・ PUレザー |
背 ・ 座素材 | モールドウレタン(コールドフォーム) |
キャスター素材 | ナイロン ・ ポリウレタン |
第三者機関による負荷試験 | EN 1335(1.2.3)を取得 : 欧州EN規格が定める、オフィスチェアにおける規定寸法 ・ 安全性 ・ 耐久性に関する試験 BS 5852を取得 : 英国BS規格が定める、家具とその張り地における耐火性を評価する試験 |
まとめ|座って自分の体に馴染むチェアを選ぼう!
ゲーミングチェアとオフィスチェアのどちらも「良い姿勢を保つ」ことで疲れを軽減するという仕組みをしています。
ゲーミングチェアは、体を「固定」することで良い姿勢を保ちます。
オフィスチェアは、体を「支持」することで良い姿勢を保ちます。
どちらが良いかは個人の仕事の内容や作業時間によって向き不向きがあります。
一般的に、モニターを長時間見続けるような仕事には、ゲーミングチェアの方が向いているでしょう。
例えば、プログラマー・イラストレーター・作家のようなお仕事をされている方はこちらの方が向いているかもしれません。
一方、立ったり座ったりが多い仕事の場合、オフィスチェアの方が向いているでしょう。
しかし、一番重要なことは「座り心地や使用感が快適であるか」です。
これには座って自分の体に馴染むかを確認してみることが有効な手段だと言えます。
お時間が許せばショールームなどで実際に試座してみることをおすすめしたいと思います。
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