おしゃれなオフィスにしたいけれど、どういったインテリアを選べば良いのか、どういった基準やセンスで選べば良いのだろうと悩まれる方は多いかと思います。
多くの働く人が集まるオフィス空間だからこそ、オフィスのインテリアは働く人や働き方に大きく影響を与える要素となります。今回は、働くことと密接に関係しているオフィスのインテリアであるデスク、チェア、収納などのオフィス家具にフォーカスして、機能的でおしゃれなオフィス空間を作るコツをご紹介します。
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オフィスにおけるインテリアの役割
オフィスは働く場所であり、働く人にとっては1日の大半を過ごす生活空間です。そういった空間に求められるインテリアとはどのようなものでしょうか。それは「働きやすさ」の一言に尽きるのではないでしょうか。
例えば、機能性が少ないチェアと人間工学(エルゴノミクス)をもとに座り心地を研究している機能性の高いチェアを比較した場合では、座位時の疲労度には雲泥の差が出ます。疲労が蓄積されると作業効率が落ち、生産性が悪くなるといった悪循環を生み出します。
このようにチェアひとつをとってもオフィスの生産性に影響を与えるため、オフィスのインテリア選びは見た目のおしゃれさだけではなく、働きやすさを考えて選定する必要があります。
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オフィスにおけるインテリアを選ぶ3つのポイント
では、オフィスのインテリアを選ぶ際に気をつけるポイントはなんでしょうか。大きく分けて3つのポイントがあります。
- 働き方に適した機能やサイズ感かどうか
- オフィス空間になじむデザインかどうか
- 身体に触れるものは機能性を重視する
① 働き方に適した機能やサイズ感かどうか
オフィスには様々な職種の人が働いています。事務作業が多いデスクワーク、外出が多い営業、機密書類があり、打合せが多い管理職など職種によって、オフィス家具に求められる機能が異なります。
例えば、事務作業が多い場合はパソコンでの作業性や書類などを置くスペースなどを考慮し、オフィスデスクの幅や奥行き、収納力を決める必要があります。
外出が多い営業でオフィスの滞在時間が短く、固定席を必ずしも必要としない場合は、フリーアドレスにすることで働きやすい環境になることがあります。
機密書類が多い管理職の場合はオフィスデスクの幅を広くし、両袖に鍵付きの収納があるタイプやL字のデスクを使用し、L字部分を使うことで簡単な打ち合わせがしやすい環境をつくることができます。
このようにオフィス空間といっても、様々な働き方があり、働き方にあわせて求められる機能やサイズ感は多種多様です。オフィスのインテリアを選ぶ際は、それぞれの働き方に適したオフィス家具かどうかを考え、選定する必要があります。
② オフィス空間になじむデザインかどうか
オフィスは内装含めて多様なデザインがあります。オフィスのインテリアを選ぶ際は、そのオフィス空間になじむデザインかどうかも選定基準となります。
まずは、オフィス全体のコンセプトイメージがどのようなものなのかを確認しましょう。例えば、代表的なイメージとしては以下のようなものがあります。
- カジュアル
- ポップ
- シック
- スタイリッシュ
- アーバン
- モダン
- トラディショナル
このようなコンセプトイメージからカラーや素材感などを広げていくことができます。
例えば、イメージを「シック」とするのであれば、基本カラーを無彩色である白黒をベースにし、オフィスデスクやチェアのカラーをホワイトやブラックに、デザインをシンプルにすることでオフィス空間に一体感が生まれます。
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- 【スチールデスクSH】シックな空間であれば、無彩色のオフィス家具で一体感が生まれます。
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- 【オフィスデスクシリーズ】カジュアルな空間であれば、木目のオフィスデスクや軽やかな色味のオフィスチェアが似合います。
③ 身体に触れるものは機能性を重視する
デスクワークが中心の職種の人にとって、1日の大半をオフィス空間で過ごします。そのため、使用するオフィスのインテリアによっては働き方や生産性に大きく影響を与えます。ですので、身体に触れるオフィスデスクやオフィスチェアは機能性を一番に考えましょう。
特に、オフィスチェアは長時間座位するため、直接的な疲労に結びつきやすいオフィス家具です。そのため人間工学(エルゴノミクス)から考えられた高機能チェアを選定することで、疲労を和らげ、身体的に働きやすい環境をつくることに役立ちます。
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- 【エルゴヒューマン】人間工学(エルゴノミクス)から生まれた高機能チェア
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- 【セイルチェア】機能性を高めながら、高いデザイン性を確保したチェア
オフィス家具で変えられる働き方
働くこと、働く環境への意識は時代とともに変化します。昨今では、働き方改革が叫ばれ、働く環境が注目されています。 そのような時代の流れとともに、オフィスのインテリアも働き方の多様性にあわせて進化してきています。
オフィスのインテリアを変えることで、新しい働き方に対応することもできます。そこで、オフィス家具を使用した新しい働き方の提案を4例ご紹介します。
- 昇降デスク
- 機能性チェア
- フリーアドレス
- ファミレス席
昇降デスク
一般的なオフィスデスクで仕事をしている際の気分転換方法は、離席してリフレッシュスペースなどに移動する必要がありました。
しかし、昇降デスクを使用することにより、デスクの高さをいつでも自由に変更ができるため、目線の高さを変えることや座位、立位といった身体的変化が加わり、その場で気分を変えることができます。
特に、座位と立位の身体的変化は、同じ体勢を取り続けるよりも姿勢を整える時間が増えるため、疲労の軽減が期待できます。
機能性チェア
オフィスでの疲労に密接に関係するのがオフィスチェアです。先ほどの、オフィスにおけるインテリアを選ぶ3つのポイントとして「身体に触れるものは機能性を重視する」で概要を記載しましたが、比較的安価な機能性の少ないチェアと機能性の高いチェアの一番の違いは疲労度の差に表れます。
デスクワークの場合は、長時間のパソコン作業により首、肩、腰など無意識に負担がかかり疲労が蓄積します。高機能チェアは、こういった無自覚な負担を軽減する機能が施されています。
例えば、座位時は上半身の体重が座部に集中しますが、負担にならないように耐圧を分散させたり、背骨や骨盤を支えるサポートをしたり、より正しい姿勢(背骨の自然なカーブ)を保持し、疲労を軽減させる機能があります。
また、高機能チェアを選ぶ際は、座り心地や張地(メッシュ、レザー、ファブリック)の他に、体格による個人差などにより座り心地も異なりますので、オフィス家具メーカーのショールームなどで試座することをおすすめします。
フリーアドレス
固定席を設けないフリーアドレスは、人が流動的となり、自然と新たなコミュニケーションが生まれる環境をつくれます。
デスクや席を複数の人が共有するため、クリアデスクの意識が生まれやすく、ペーパーレス、情報セキュリティの強化、時間への意識(限られた時間での選択と集中)など、固定席では根付きにくい文化を生み出すきっかけとなることがあります。
ただし、フリーアドレスのデメリットとして、従来のようにデスクワゴンなどの個人収納スペースがないため、パーソナルロッカーを設置するなどの収納計画を考える必要があります。フリーアドレスの導入時には、そこで働く人の収納や周囲の環境を整えながら導入を進めていきましょう。
▼ 関連記事
フリーアドレスの導入ついて詳しくは関連記事「オフィスにフリーアドレス制を導入するための5つの秘訣へリンク」にて詳しく解説しています。ぜひ、合わせてご確認ください。
ファミレス席
多目的な空間として活用することが可能なファミレス席。設置するだけで多目的に使用できる空間をつくることができるオフィス家具です。簡易的な会議室として、また考えごとや作業に集中したい時に集中ブースとしても利用できます。
大規模な工事などを必要とせずに、半個室空間をつくることができ、働く人や仕事内容に合わせて多目的に使用できることから設置する企業も増えてきています。
ファミレス席は、会議室や応接室の代わりとして、集中できるクリエイティブな空間として、現代の様々な働き方に合わせて、その利用目的を自由に変化できる空間を簡単に省スペースで設置することができる人気のスペースです。
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フリーアドレスの導入ついて詳しくは関連記事「好事例から見る、オフィスにファミレス席を置く3つのメリットを解説」にて詳しく解説しています。ぜひ、合わせてご確認ください。
オフィスを彩るインテリア
オフィスを構成するインテリアの多くは、働くことにリンクしたオフィス家具が中心ですが、オフィスを彩るためのインテリアは他にもたくさんあります。オフィス空間をもっとおしゃれにするために、取り入れたいインテリアの一例をご紹介します。
- グリーン(観葉植物・造花・フラワーボックス)
- 来客用品(傘立て・コートハンガー)
- ディスプレイ用品(パンフレットスタンド・マガジンラック)
- 木製収納(小型木製収納・大型木製収納)
- アクセントカラー(キューブスツール・チャットボード)
グリーン(観葉植物・造花・フラワーボックス)
オフィスにグリーンを取り入れることで、色彩効果により緊張を緩和させる効果があります。気分転換を促すリフレッシュスペース、エントランス、会議室に設置すると社員や来客の緊張を緩和させることができます。
ただし、オフィス空間は日光などの条件によっては観葉植物を育てるには環境が適していないこともあるため、その場合はフェイクグリーンと呼ばれる人工観葉植物を使用する方法もあります。
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- 【観葉植物】フェイクグリーンは、観葉植物を育てるのに適さない環境でもグリーンを楽しめます。
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- 【フラワーボックス】フラワーボックスを利用すると、空間を間仕切る際にもおしゃれに。
来客用品(傘立て・コートハンガー)
お客様をお迎えする際に必要なインテリア小物として、傘立てやコートハンガーなどがあります。
そのデザイン性や機能性などの違いによりたくさんの種類があるため、使用する空間に合わせて選定しましょう。
ディスプレイ用品(パンフレットスタンド・マガジンラック)
来訪者に会社のプロモーションや告知を行うために、パンフレットスタンドやマガジンラックを使用するのは効果的です。
カタログなどの冊子が手に取りやすく、また会社のイメージ訴求や商品などのプロモーションとして来訪者への認知度の向上に役立つインテリアです。
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- 【パンフレットスタンド】カタログやチラシなどを気軽に配布することができます。
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- 【マガジンラック】収空き時間などにカタログなどを手にとってもらう機会が増えます。
木製収納(小型木製収納・大型木製収納)
オフィスの収納というと、堅牢なスチール製のイメージが多いかと思いますが、多様なオフィス空間が求められる昨今では、その質感とデザインがミスマッチとなる場面もでてきました。
そのような場面では、デザイン性の高い木製家具を使用することで、オフィスのインテリアに幅をもたせることができます。
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- 【木製キューブボックス】小型木製収納家具を組み合わせる事で、デザインやサイズの自由度が広がります。
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- 【木製キャビネット レモダ】大型木製収納家具を使うことで、スチール収納では叶わなかった、デザイン性の高いオフィス空間をつくることができます。
アクセントカラー(キューブスツール・チャットボード)
オフィス空間にアクセントカラーを与えることで、より印象的な空間が生まれます。
オフィスのインテリアですので、単にアクセントとして使用するだけでなく、機能的にも優れているインテリア小物です。
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- 【キューブスツール】オフィス空間にワンポイントを与えるスツール。どのような空間にも馴染む落ち着いた色合いで設置場所を選びません。
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- 【チャットボード】カラフルなホワイトボード。事務的な印象を排除し機能面はそのままにデザイン性を高めたホワイトボードです。
オフィスにおすすめのインテリア主要メーカー7選
オフィスのインテリアを彩るのにおすすめのオフィス家具メーカーをご紹介します。
① オフィスコム
「最速で最安でかっこいいオフィスづくり」をコンセプトに、ベーシックなオフィス家具からデザイン性のある家具まで豊富なラインナップを揃えています。
② プラス
「新しい価値で、新しい満足を。」をコンセプトに、背筋まっすぐを「楽に保つ」ために生まれたチェア、BeneSが有名なオフィス家具メーカー
③ ガラージ
「楽しい仕事場」をコンセプトに、オフィス家具の機能性と耐久性を家庭やSOHOでも使えるデザイン性を中心にオフィス家具をラインナップしています。
参考:ガラージ|楽しい仕事場
④ オカムラ
「人を想い、場を創る。」がコンセプト。世界に通用するチェアをコンセプトに、川島織物セルコンと共同開発して作ったコンテッサ セコンダチェアなどが有名なオフィス家具メーカー
⑤ イトーキ
「明日の「働く」を、デザインする。」をコンセプトに、独創的なフォルムと高次元の快適性を持つスピーナチェアなどが有名なオフィス家具メーカー
⑥ ハーマンミラー
「人々が優れた仕事をできるようにインスピレーションを与えるデザイン」がコンセプト。人間工学(エルゴノミクス)の考えを元に全面メッシュを採用したアーロンチェアが有名。その後エンボディ、セイル、ミラ2などを発表。機能性チェアのパイオニア的存在。
⑦ Steelcase
「人間の能力を最大限に発揮できるようなスペースや製品、サービスを通して最上のワーク体験の創造をお手伝いしています。」がコンセプト、人体の自然な動きに呼応するように動くSILQが有名なオフィス家具メーカー
オフィスのインテリアをうまく活用したオフィス空間事例6選
インテリアが調和しているオフィス空間の事例や働き方に影響を与えた事例をご紹介します。
① “木”と“緑”が調和する執務室
壁面と床面が木目仕上げのため、オフィスのインテリアも合わせて、木目のデスクや木目の収納を選定。緑の装飾に合わせてチェアの色もアースカラーで揃え、オフィス全体が調和しあう空間にしています。
② フリーアドレスデスクで固定席時の課題を解決
ペーパーレス化の促進やコミュニケーション不足の解消を目的として、フリーアドレスデスクを導入。クリアデスクの意識も芽生え、オフィス空間を改善することで社員が働きやすい環境をつくっています。
③ 社員の働く環境を見直し、パフォーマンス改善を目指した執務室
デスクの組み合わせにより机上面の作業範囲を広げ、隣席と合わせて確認が必要な書類などの連携をとりやすくしています。デスクワークの時間が長いことを考えて高機能性チェアを使用し、疲労の軽減を図り、仕事のパフォーマンス改善を図っています。
④ 昇降可能な会議デスクと会議チェアで視点を変えたコミュニケーション
電動昇降ができる会議デスクを使用することで、会議チェアに座位と立位での会議を簡単に使い分けられます。時間をかけたコミュニケーションが必要な場合は座位でしっかり議論、短時間で済ませたいコミュニケーションの場合は立位で気軽に行うなど、会議の種類や内容によって使用目的を変えています。
⑤ 木目と黒の統一感を全面に出したシックな会議室
ブラックフレームのアルミパーテーションと木目の床材に合わせて、同じ木目とブラックフレームの会議テーブルを選定。オフィス全体のイメージを統一しています。同じようなシックな空間にして欲しいと問い合わせをいただくことが多い事例です。
⑥ 遊び心を忘れない、自由に使えるリフレッシュスペース
社員の昼食や気分転換に利用されるリフレッシュスペースには卓球台に早変わりするピンポンワークテーブルを設置。部署間をまたいだコミュニケーションをとることができるようにしています。
まとめ|オフィスのインテリアを上手に活用して働きやすい環境をつくる
オフィスのインテリアが働く人や働き方に影響を与えていることがわかりました。デザイン性や機能性はもちろん、働き方そのものに影響を与えるオフィス家具は働きやすさや疲労度に影響し、結果として生産性にまで影響を及ぼします。
そのため、会社としてどういった働き方をして欲しいのか、どういった空間にしたいのか、働き方そのものをからオフィスのインテリアを考えていく必要があります。オフィスのインテリアを上手に活用し、働きたくなる環境をつくってみませんか。
オフィスコムのショールームでは、働き方に適したオフィス家具の提案やオフィスレイアウトなどをご提案しております。オフィスのインテリア選びでお悩みの際は、お近くのショールームにお気軽にご相談下さい。
オフィスのお困りごとは、オフィスのプロにお任せください!
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