株式会社エムジェイテック様 インタビュー
本社と和歌山の2拠点に『MAXHUB』を導入。
購入された経緯や導入後のリアルな感想をお聞きしました。
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株式会社エムジェイテック 代表取締役
田頭 様TAGASHIRA
株式会社エムジェイテックの代表取締役として切削加工を中心とした精密部品の製造に従事。
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FC事業部 大阪支店 営業
村尾MURAO
大阪生まれ。レンタカー会社や娯楽業の企画営業を経てオフィスコム 大阪ショールームの立ち上げメンバーとして入社。地元密着の営業スタイルでお客様に寄り添った提案ができるよう日々奮闘中!関西の家具ならお任せください♪
ちょうどコロナ禍のときにリモートワークの広がりと共にPC需要が増加したのがきっかけですね。
ライター:本社と和歌山の2拠点に『MAXHUB』を導入された、株式会社エムジェイテック様。インタビューでは、オフィスコムより購入された経緯や、実際に使用された感想などを代表の田頭様(以下、エムジェイテック代表)にお聞きしました。今回はオフィスコム大阪営業所の村尾さん(以下、オフィスコム営業)にも加わっていただき、当時の様子をお伺いしています。
-はじめに事業内容を教えてください。
田頭代表:当社は1942年に創業。当時は艦船通信機器や家庭用アイロンなども手がけていました。1992年に機械部門を分離して、株式会社エムジェイテックを設立。現在は、歯車やタイミングプーリー(※)など精密駆動部品の加工を手がけています。多品種少量生産を強みとしており、半導体製造装置メーカーや産業ロボットメーカー、工作機械メーカーを中心に取引をしています。
※タイミングプーリー…ベルトと組み合わせて使う歯車状の部品。回転運動を正確に伝える役割を持つ。
すり合わせが不可欠な製品。拠点間のやりとりが負担になっていました。
-MAXHUBを導入される前の課題を教えてください。
田頭代表:ちょうどコロナ禍のときにリモートワークの広がりと共にPC需要が増加しました。あわせて半導体需要も高まり、当社への依頼も急増。2022年には過去最高売上になるなど、業績も大幅に伸びましたが、尋常じゃない忙しさでした。しかも当社で扱っているのは、歯車など手のひらサイズの精密駆動部品です。「これ作って」と言われて簡単にできる製品ではありません。製造にあたり加工図面を見ながら、しっかりすり合わせをすることが不可欠です。当社は大阪本社と和歌山に拠点があります。和歌山のメンバーともすり合わせが必要でしたが、1時間近く離れているので、頻繁に行き来ができません。Zoomは使い慣れないというのもありますが、そもそも加工図面がぼやけてしまいます。図面の段差や細かな数字も見づらくて…。たまたま和歌山の責任者が大阪の本社近くに住んでいたので、当時は現地工場での仕事が片付いた後、本社に寄ってもらい打ち合わせをしてからの直帰でした。生産スケジュールを調整してくれていたメンバーを含め、大きな負担をかけていたと思います。
実際にデモ機を持ち込んでの説明。大変助かりました。
-MAXHUBを導入されたきっかけは?オフィスコムへはどんな経緯で依頼されたのですか?
田頭代表:もともと電子ボードに興味があり、特にホワイトボードの置き換えができるものを探していました。別のメーカー品で見積もりを取ったのですが、2台分の購入は厳しく…。そんな話をたまたま税理士事務所の方に話したら、MAXHUBのことを教えてくださり、さらに「うちにいい営業さんが来てくれているよ」と。こうして紹介いただいたのが、オフィスコムさんへ依頼したきっかけですね。翌日には営業の村尾さんから連絡をもらいました。
営業村尾:たしか2024年11月の中旬でしたね。MAXHUBのデモ機をご覧になりたいとお聞きしました。デモ機はショールームにもあるのですが、当社ではMAXHUBをお客様の元へ持ち込み、その場でお客様に合わせた使い方の説明を無料で行っています。メーカーさんにも協力していただき、11月末にこちらの会議室でデモ機による説明を行いました。
田頭代表:私もショールームまで行きたい気持ちはありました。でも予定が詰まっており、かつ子育て中のため就業時間外での対応が難しい状態。就業時間内に来ていただけたのはとても助かりました。実際に会議室に運び込んで、使い勝手なども詳しく聞かせていただきました。価格面も決め手の1つですが、実際に設置から使用感までを自社で体感できたのは大きかったですね。村尾さんのフットワークの軽さに助けられました。
営業村尾:デモの際には社員の皆さんも集まってくださいました。田頭様が皆さんと気さくに話されている様子が印象に残っており、コミュニケーションを大切にされている会社さんだということが伝わってきたのを憶えています。だからこそMAXHUBで新たなコミュニケーションの提案や、負担軽減ができればと感じました。その後は、2つ返事で決めてくださいましたね。会社でデモをした翌日に見積もりを確認いただき、即決でした。
双方向で全く同じ議事録を持てるのは大きいですね。
-実際に導入されていかがですか?
田頭代表:もともとホワイトボードの置き換えができるものを探していました。MAXHUBは、各拠点のホワイトボード同士を繋ぐと、ボードの画面がそのまま共有できて、音声ミーティングもできます。また、画像も簡単に共有できて、画面上に貼り付けて、拡大してホワイトボード機能で書き込むことも可能。普通に会議室に集まって、すり合わせをしている感覚です。 操作も想像以上にスムーズでした。PC上の画像もドングルを挿して5秒もすれば、MAXHUBに共有できます。さらにそのままMAXHUBの上からタッチ操作が可能。タブレット端末を使用する感覚で使えます。また、双方向で全く同じ議事録を持てるのは大きいですね。録画をしておけば、音声も含めてクラウドで1週間の保存も可能です。画面に映し出されたQRコードを各自が読み込めば、必要に応じてダウンロードできます。
営業村尾:すっかり使いこなされていますね。コードも100Vのコンセントに1本挿すだけです。ネットワークの配線もいらず、本当にコンセントがあればどこでも使えるのが、この機器の魅力です。
田頭代表:そうですね。会議室だけでの使用だと、人数が限られるうえに持て余しますが、移動も簡単なので事務所へ運び入れて大勢で活用することもできます。年末年始の挨拶も2拠点を繋ぎ、MAXHUBで行いました。他にも、来社されたお客様とのすり合わせに活用しています。スピーディーに画像共有できますし、細かな確認もしやすいので、双方で同じ認識を持つことができます。お客様もMAXHUBに興味を示されていましたね。
-WEB会議の様子はいかがですか?
田頭代表:360度カメラや、スピーカーをセットするという“会議準備”の概念がなくなりました。また、以前は画像も4分割、話者はスピーカーに向かって話すといった状態でしたが、今は一切ありません。画面に搭載されたカメラが話者を勝手にフォーカスしてくれて、マイクは音をすべて拾ってくれるので自由に話せます。こそっと囁く声まで拾いますね(笑)。また、30分~1時間ほど「ブレストしたい」というときに重宝しています。すぐに繋げて自由に話せますから。おかげで和歌山とのやりとりも随分スムーズになりました。
営業村尾:話す人に合わせてズームする、フレーミング機能ですね。MAXHUBは、人の声だけをピックアップしているので、タイピング音もカットしてくれます。なので、マイク近くでカタカタしていても大丈夫。換気扇の音などもカットしてくれます。和歌山の事務所はすぐ隣が工場ですが、工場の音が入らないように集音範囲を狭めることも可能です。本社との打ち合わせでも工場の音は聞こえていないと思いますよ。
-導入されてから1ヶ月。どのような効果がありましたか?
田頭代表:使い始めて1ヶ月で「なくなると困る」レベルの存在になりました。MAXHUBの導入により、個人の処理能力ではなく、組織として普通にできることが増えました。社内全体のコミュニケーションレベルがワンランク上がったと感じています。導入前のコミュニケーションも、不便という認識ではなかったと思います。それが当たり前でしたから。ですが、今はないと不便になる状態。スマホからガラケーに戻ってと言われたら不便に感じる、そんなイメージです。まだまだ使える機能があるので、より活用の幅を広げていきたいと思います。